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Joomla! Tips

Joomla!のシステムで使われている用語を変更する(言語ファイルのオーバーライド)

Joomla!やエクステンションで使われている文言を、自分のサイトに合わせて変更したい場合があります。これらの文言は、以下のフォルダに存在する「言語ファイル」で定義されており、このファイルを直接編集することで文言を自由に変更できます。

  • バックエンド用の言語フォルダ:/administrator/language/ja-JP
  • フロントエンド用の言語フォルダ:/language/ja-JP

ただしこれらの言語ファイルを直接編集すると何点か問題があります。1つは、Joomla!本体やエクステンションのバージョンが上がったとき、言語ファイルも最新版へ更新すると、変更した文言が元に戻ってしまう点です。もう1つは、変更したい文言がどのファイルで定義されているか探さなくてはならない点です。

これらの問題を解決するため、Joomla!2.5では「言語ファイルのオーバーライド」という機能が用意されています。Joomla!1.6/1.7でも同じ機能がありましたが、Joomla!2.5ではオーバーライドの機能がバックエンドに組み込まれ、非常に使いやすくなりました。

この記事では言語ファイルのオーバーライド機能について紹介します。

今回は例として、ログインモジュールに表示されている「パスワードを忘れましたか?」という文章を「パスワードを忘れた方はこちら」のように変更したいと思います。
langoverride01

バックエンドにログインし、「エクステンション」→「ランゲージ管理」を選択します。
langoverride02

「オーバーライド」をクリックします。
langoverride03

画面右上の「新規」ボタンをクリックすると、次のような画面が表示されます。
langoverride04

画面右側にある検索フォームに、今回変更したい「パスワードを忘れましたか?」という文章を入力し、「値」にチェックが入っていることを確認したら「検索」をクリックします。
langoverride05

下側に表示された検索結果をクリックすると、左側のフォームに内容が読み込まれます。
langoverride06

検索結果にマウスを重ねしばらくすると、この文言がどの言語ファイルに定義されているのか確認できます。

「パスワードを忘れましたか?」の部分を「パスワードを忘れた方はこちら」に変更して保存します。
langoverride07

以下のように表示されるのを確認します。
langoverride08

フロントエンドで再読み込みすると、以下のように文言が変更されているはずです。
langoverride09

Joomla!本体だけでなく、エクステンションで使用されている文言も同じ方法で変更できます。

バックエンド用およびフロントエンド用言語フォルダの中に「overrides」というフォルダが作成され、その中に「ja-JP.override.ini」というファイルが作成され、ここに変更が保存されます。

【Joomla!が使えるレンタルサーバー】
 

タグ: Tips, オーバーライド, 用語

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